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主な生化学検査の検査内容
代表的な生化学検査で行われる検査内容を解説します。
人間のからだには、外部から異物(抗原)が侵入してくると、それに抵抗しようとする物質(抗体)ができて、必死にからだを守ろうとします。抗原はアレルゲンとも呼ばれます。体内に、一度抗体ができてしまうと、後日抗原が侵入しても、その抗体が抵抗して抗原抗体反応をおこすようになっています。ただ、このような仕組みが上手く機能せず、抗体が必要以上に強く抗原に反応したり、必要がないのに抗体ができたりするというようにしばしば異常をきたすことがあります。このことがアレルギー反応で、全身の色々なところに発疹や呼吸困難などのショック症状があらわれます。アレルギー反応の検査では、抗原が何かを調べたり、病気の原因がアレルギー反応に起因するものかどうなのかを調べたりするものです。
甲状腺ホルモンというのは、人間のからだのエネルギー代謝を調節するために重要なホルモンです。そもそも血液中には1分子中にヨードを3個持つトリヨードサイロニンというT3と、サイロキシンというT4の甲状腺ホルモンが溶け込んでいます。それらの値を測定することで甲状腺に疾患がないかどうか検査します。甲状腺の疾患には、バセドウ病や甲状腺機能低下症があり、いずれも慢性病であるので治療が長期にわたります。
遺伝子診断は端的に言うと、遺伝子の情報を解析して診断を行うことです。人それぞれが持っている遺伝子情報の違いから、どの病気であるかどうかとかこの病気にかかりやすいかどうかなどを診断し、個人個人にあった予防や治療に役立っています。遺伝子診断は一般的に採血をして、DNAを抽出して調べ、染色体や遺伝子に病気や遺伝子の変異がないかどうかを調べる検査になり、具体的には遺伝性の病気や感染症の診断、がんの遺伝子診断などがあります。